『Petit Papier』第2号 ジンジャーミルクティー味

プチパピエ2号表紙

『Petit Papier』第2号
ジンジャーミルクティー味 できました!!

今回はジンジャーミルクティー味。
甘さの中にも、ちょっとスパイスの効いた味です。

寒い夜には、あたたまります。
『Petit Papier』ジンジャーミルクティー味を一杯どうぞ…

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『Petit Papier』第2号 ジンジャーミルクティー味

◆ Photo & Words
  モノクロームの憧憬 * youquico

◆ 短 歌
  陳(ひねむしろ)蓆 ― 旅愁 ― * 酒井 景二朗

◆ ショート・ストーリー
  猫柳は花開きながら眠る
    わたしたちはこうして手を繋ぐ * 松原 ゆう

◆ レポート
  逢いにゆく旅  * Jem mama
    ― 偉大なる功労馬を巡って ―
   愛犬ジェムが教えてくれたこと  

◆ インプレッション・ストーリー
  エル・パソ・デル・ノルテ *  黒 猫
      ― 赤い屋根の小屋 ―

◆ 風邪薬
  犬が効く * ま のすけ

◆ 日 記
  アマエルのつつがなき一日 * アマエル

※今月からJem mamaさんの
「逢いにゆく旅」― 偉大なる功労馬を巡って ―
の連載が始まりました。
功労馬(引退したGI馬などなど)に逢いにいったお話を書いて下さいます。
競馬ファンだけでなく、競馬にご興味のない方でも楽しんでいただけると思います。
そして、命についても、ちょっぴり考えてみたいコーナーです。
ぜひぜひ、お読みくださいませ。

※寝冬さんによる『時の鏡函』は、今月は都合によりお休みさせて頂きました。
楽しみにして下さっていた皆さまには申し訳ございませんが、どうぞご了承ください。

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購読をご希望の方は、お申込みフォームから…
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jasmin cafeさんでもお求めいただけます。
http://ameblo.jp/jasmin-cafe
東京都国立市東4-17-45-201 

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1冊 630円 (送料・税込み)
  136mm×148mm 中綴じ 36ページ
   モノクロ 一部カラー

新しい年に…

縁…その2

今回はyouquicoさんとの出逢い…

彼女との出逢いは、またこれもちょっとユニークでした。

私も彼女も、「五行歌」というものをたしなんでおりますが、
お互いに面識はありませんでした。

世には、Twitterなどというものがございますが、
五行歌を通して、私とyouquicoさんの間には、
共通の友人がたくさんいたものですから、
友人たちは、私とyouquicoさん(五行歌では関根雪のPN)も知り合いなんだろう、
と、なんの疑いもなく思い込んでいたのでしょう。

私たちはお互いに、本人たちの意思とは無関係に、
@付きで複数の友人たちの間を行ったり来たりしていたわけです。

Twitterをされない方には、解りづらいかもしれませんが、
@+(アカウント)というのは、宛名のようなもので、
話しかけたい相手に特にアピールする機能、とえばいいでしょうか。
複数人に宛てることもできますから、
メールで言えばccで送って、全員に返信を繰り返しているような感じです。

はて?この方はどなたでしょう??
とは思っていましたが、
内容は挨拶などのたわいないものでしたので、
特に気にはしていませんでした。

そんな昨年だったか、今年だったかの1月…
「関東合同新年五行歌会」というものに出席した折、
同じテーブルだった女性に話しかけられました。

「あの…史緒さんて、いつもTwitterで…」

「???あ、@マークの…?」

「そうですそうです。」

「ああ、いっつもどなたかしらと思ってたんです…」

みたいな会話をかわして、やっとお互いに解りあったのが始まりでした(笑

youquicoさんの感性は、いつも私をドキドキさせてくれます。
なんとなく、好きなものも似ていて、
でも同じでないところが、ちょうどいい距離だなぁ、
などと思っていたりします。

彼女のモノクロ写真には、
諦めきれない何かと、すっぱり潔く諦めてしまう何か、
が微妙なバランスで写しとられていて、
そこになんだか切なさや甘酸っぱさを感じてしまうのかも、
しれません…

『プチパピエ』創刊号は残り少なくなって参りました。
ご希望の方は、お早めにお申し込み下さい。

2号は1月15日発行予定です。

http://le-grande.com/

縁・・

人の縁、というものは、とても不思議なものだと改めて思っています。
きっかけなんて、ごく些細なもので、
素通りしてしまったり、見過ごしてしまうことも、
きっとたくさんあるのでしょう…
そんな中でも、なぜか繋がり続ける人もいて、
それは、時にはゆるく、浅くだったり、
時には、濃く、深くだったり…
その時々で関係が変化することもあったり・・

『プチパピエ』でショート・ストーリーを書いてくれている松原ゆうさんとの出逢いも、
インターネットなどというものがなければ、けして交わることはなかったのだと思うと、
とても不思議なことです。

最初に出会ったのは、かれこれ10年と少し前でしょうか。
彼女はまだ高校生でした。
なので、ゆうさん、というよりは、
私にとっては今でも「ゆうちゃん」なのです。

彼女はHPを作り、そこに自作の詩やストーリーを載せていました。
私は彼女の感性が面白いと思っていましたし、
またその若さが羨ましいとも思っていました。

HPがブログになったり、mixiになったり、形は変わっていきましたが、
なぜかゆるーく繋がっていて、
その間に高校生が大学生になり、恋をして、失恋もしたり、
厳しい就活を経ていつの間にか社会人になっている。

ただ、残念なことに、いつの間にか、
彼女は書くことを止めてしまっていたし、
とても勿体無いと感じていました。

以前、「る・ぐらんふーる」で本を創ろう、
となった時に、誰か文章を書ける人はいないか、
ということになり、ゆうちゃんを思い出して、連絡をしてみると、
彼女は少し驚いていたけれど、二つ返事でOKしてくれました。

初回は、高校生の時にHPに載せていた作品がとても面白かったので、
それを叩き直して掲載しよう、ということになりました。
『グランパピエ』の0号(プレ創刊号)に掲載の「うさぎ」という作品です。

創刊号からは、こちらからお題を投げかけて、
彼女がどう捌いてくれるかを楽しむような趣向で始めました。

創刊号「右足の抜けなくなった左足のはなし」
2号「おしゃべりうなぎを食べそこなって」
3号「降ってきたものが下からはえてくる夜」

みなさんなら、どんなストーリーを思いつかれるでしょうか?

今回、「プチパピエ」に掲載の作品、タイトルは、
「森に祈りを捧げる 苔は湿っている」

お読みいただいた感想は、如何だったでしょうか?

「グランパピエ」に書いてもらっていた頃、
彼女は、コピーライターになるのが夢だと言っていましたが、
ようやくこの春、上京してコピーライターとしての一歩を踏み出しました。

が、実のところ、史緒的には、コピーライターより、
物語を書くほうが向いているんじゃないの??
なんて思ってたりするわけです。
そんなことを言ったら、彼女は怒るかもしれませんが…^_^;

さて、次号のお題は…

もう少し、内緒にしておきましょう。
どうぞ、お楽しみに…

『プチパピエ』創刊号は残り少なくなって参りました。
ご希望の方は、お早めにお申し込み下さい。

2号は1月15日発行予定です。
http://le-grande.com/

※残念ながら、『グランパピエ』は編集長(ま のすけ)の体調のことなどあり、
現在休刊中ですが、『グランパピエ』3号は、まだ少し在庫がございます。
松原ゆうちゃんの作品が読んでみたいよ、
という方がいらっしゃいましたら、お問い合わせください。

<富士五行歌会 五周年記念歌集>

【富士五行歌会 五周年記念五行歌集】

今月、発会から5周年を迎えた「富士五行歌会」から、
記念歌集が発行されました。
「る・ぐらんふーる」も少しお手伝いをさせて頂きました。

富士五行歌会は、とても多彩で個性的なメンバー揃い、
お歌もとてもユニークです。
ま のすけと史緒の歌も載せて頂いてます。

まだ少し在庫があるそうです。

購入をご希望される方は、
る・ぐらんふーる宛にご連絡下さい。
http://le-grande.com/mail.html
富士五行歌会 事務局より折り返し確認のご連絡をさせて頂きます。

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富士歌会五周年記念歌集

<富士五行歌会 五周年記念歌集>

1冊 300円 A5版 72P

※送料、及び代金振込みの場合の振込手数料は、
 申し訳ありませんが、ご負担下さい。

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不思議なおじさん・・

とある日の早朝のこと…
駅に向かって急いでいると、
突然、呼び止められた。

「あの、すみません。」

見ると、なんだか「ジャリおじさん」みたいな感じの小父さんだ。

私の後方を指さして、
「あれ、富士山ですか?」

んん?
なに言ってるのかしらん、このおじさん…

と、振り返ると、そこには紛れもない富士山が。

通りの先に、朝日に照らされてドドーン!
とあるではないか。

誰に訊かずとも、あれは「富士山」だ。
あんなフォルムの山は、二つとない筈だ…

しかも特大である。
いつもは、こんな風には見えない。

それはそれは、美しい姿をしている。

「ああ、そうですねぇ。今日はきれいに見えますね^^」

「そうですよね、富士山ですよね。」

と、小父さんは嬉しそうだ。

そこは「富士見通り」という名の通りで、
昔はその通りの真正面に富士山がとてもきれいに見えたので、
この名がついた、と聞いているが、
近頃では、すっかり景色も変わってしまっている。

先を急いでいたので、足早にその場を立ち去ったが、
あの小父さんが「富士山」を知らなかったわけでは、ないだろう、もちろん・・

きっと、あまりにも美しい富士山に遭遇したので、
誰かに言いたかった、誰かとその瞬間を共有したかった、のだろう。

もし、あの小父さんが呼び止めてくれなかったら、
富士山を背に急ぎ足の私は、
その美しい姿を目にすることはなかっただろう。

小父さんのおかげで、
ささやかな感動を共有することができた…

と、そこでふと思う。

そういえば、あの位置から富士山って、
あんなに大きく見えただろうか…?

自宅の近くからも、時々富士山を見ることはできる。
小学校の4階とか、少し高いところに登れば、
お天気のいい、特に冬場はよく見える。

夕方などは、西日の中に浮き上がる赤富士を見ることもできる。

でも…

昨日見た富士山は、今までに見たものより、
遥かに大きかったように思う…

あれ?

あの不思議なおじさん…
もしかしたら、魔法使いか何かだったのだろうか?

何か不思議な力で、幻想を見せられたのでは、ないかしら?

そんなことをふと考えてしまったり。

或いは、気象現象の何かで、
その瞬間だけ見えた何か、だったのかもしれない…

でも…?

残念なことに、その富士山を写真に残すことができなかった。

いや、もしかすると、もし写真を撮っていたとしても、
いつの間にか消えてしまってたり、したのかも、しれない…

干し柿

Petit Papier ~ プチパピエ ~

「る・ぐらんふーる」から創刊しました。
『Petit Papier』いちごソーダ味!!

あの日、忘れていたいちごソーダの味。
あなたにとって、『いちごソーダ』って…?

一冊ずつ手作りしました。
少し不格好だけど、心をこめてお届けします…

お申し込みはWebから…
http://le-grande.com/

どうぞよろしくお願い致します。
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創刊号(11月号)
1冊 630円 (送料・税込み)

◆ Photo & Words
  モノクロームの憧憬 * youquico

◆ ショート・ストーリー
  森に祈りを捧げる 苔は湿っている* 松原 ゆう

◆ 書・五行歌
  棘 * 甘 雨

◆ ノン・フィクション
  時の鏡函 ― とある娘の死 ― * 寝 冬

◆ インプレッション・ストーリー 黒 猫
  エル・パソ・デル・ノルテ ― weekend books ―

◆ 短 歌・エッセイ
  陳(ひねむしろ)蓆 * 酒井 景二朗

◆ 日 記
  アマエルのつつがなき一日 * アマエル(ひつじ)

≪オリジナル・クリスマスカード 2枚付いてます≫

赤・朱・紅

彼岸花

いつの間にか、彼岸花。

いまの季節の光の淡さがとても好きです。
彼岸花の赤と光の交差が、秋を奏でていました。

親子と他人の関係…

とあるお昼に食べたミニ親子丼。

親子丼

親子丼、寂しいお財布にも優しい、リーズナブルな丼だい!
親子丼、といえば鶏と卵の丼だい!

と思っていたら、処変わって北海道では、
サーモンとイクラの高級丼?
になってしまったり…

で、丼といえば、
吉牛とか、松屋とか?
牛丼ドン♪

で、他人丼といえば…

東京には他人丼が…ない!

メニューをみても、
他人丼はない!

他人丼…

それは、お肉と卵の丼だい!

お肉… はもちろん牛肉だい!

関東ではお肉っていうと豚肉だけど、
関西ではお肉っていえば牛肉だ。

誰がなんて言っても、牛肉だ。

肉まんとか、中身が牛肉でないと、肉まんじゃない。
豚は豚まんだ。

ついでに言っておくと、

「きつね」は饂飩だが、「たぬき」は蕎麦だ。
「きつね蕎麦」も「たぬき饂飩」も基本、関西にはない!

お揚げさんののった饂飩が「きつねうどん」
お揚げさんののった蕎麦が「たぬきそば」

なので、「きつね!」「たぬき!」で事足りるのだ。

因みに、関東で「たぬきうどん」と呼ばれているらしい代物は、
関西では「ハイカラうどん」と呼ばれている。

と、ところが…
京都では「たぬきうどん」が存在するらしい。
お揚げさんの刻みに餡かけになってるんやて。

食べたことないけど。

なんにせよ。
思ったものと違うものが出てくると、
結構へこんだりするのよね…

で、鶏と卵の「親子丼」、
おいしゅうございました…

あ、関西で「かしわ」っていうのん、鶏肉のことですよん。

硝子細工のような…

名前はわからないのだけれど、サボテンの花

光が透けてみえて、
なんだか硝子細工のようにも見えて、
不思議な感じで、
ついつい見とれていました。

サボテンの花