「カツ」と「フライ」と平井敬人
2011/05/13
友人・平井くん(シンガー・ソングライター)が呟いていた。
日替わり定食のまぐろカツとエビフライが売り切れで、
代わりがいわしフライと魚肉ソーセージフライ。
悲しかったけど、いわしがなかなか豪華やったのが救いやったー。
と、それを見てふと思ったのだ。
「エビ」と「いわし」と「魚肉ソーセージ」は≪フライ≫なのに、
「まぐろ」だけは≪カツ≫なんだ・・・?
どっちも小麦粉と卵とパン粉で衣をつけて油で揚げたもののはず。
なのに、どこが違うのだ?
「チキン」はカツだけど「ささみ」はフライだ。
でも、「フライドチキン」は全く別物らしい。
ビーフカツ、豚カツ、メンチカツ。
カキフライ、アジフライ、イカフライ。
肉か魚介かの違いか?
いやいや、さっきマグロはカツだと言った。
ポテトはフライだ。
野菜はフライなのか。
さらに別の友人Hさんからは、
エビはカツもある。
「エビフライ」と「エビカツ」は別物。
「エビカツ」はエビのミンチを揚げたものだとコメントをもらい、
さらに???
そんなわけで、平井くんに訊いてみた。
すると・・・
もともと揚げ物は「上げ物」として縁起のいいものとされてたんですね。
「天ぷら」の「天」の字にも空高く舞い上がるという意味があって、
今「フライ」とか「カツ」とか言われてるものも含めて、
日本にはもともと「天ぷら」という言い方しかありませんでした。
しかし、同じ揚げ物でも違う粉をつけているので、
呼び名を変えようということになり、
外来の「フライ」という名前がつけられます。
「天ぷら」の「天」のイメージから「大空に飛び立つ」
というニュアンスで名付けられました。
天ぷらもフライも相変わらず縁起ものとしては人気の食べ物でしたが、
そのうちフライの方が安価になって、
より庶民に親しまれるようになりました。
「いつか大空へ羽ばたく」
という夢追い人に好まれましたが、やがて。
受験生みたく目の前に勝負を控えている人にも
ゲンかつぎで食べられるようになったんです。
「いつか大空へ」というイメージより
「この勝負に勝ちたい」という気持ちが強く盛り込まれるようになって、
「カツ」と呼ばれ始めました。
せやから、「カツ」=「勝つ」っていうのは後々のこじつけやなくて、
もともと「勝つ」にひっかける形で「カツ」という呼び名が出来たんですよね。
たぶん。
と、解答が。
ん?
たぶん?
たぶん、なのか?
僕が思いついたことを書いただけですから(笑)
使い分けとしては、
「いつか羽ばたきたい」という気持ちのときは「フライ」で、
勝負が迫ったら「カツ」になります。
受験生は年明けから「とんカツ」食べますが、
年末までは「とんフライ」て呼んでます。
なるほど・・・
って、全然、答えになってないっす!
そんな平井くんのライブがあります。
ライブでは「フライ」になって羽ばたくのでしょうか、
それとも「カツ」で勝負に出てくるのでしょうか・・?
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『ちょっと遅れた子供の日アワー♪~』
日 時: 5月15日(日)
OPEN:12:30 START:13:00
場 所: 高田馬場・四谷天窓
Charge: ¥1500 + 1Drink
※12:30~13:30の間にご来場の方は、二杯目以降、ソフトドリンク飲み放題~
出 演: ぱんぷいんワゴン、山田リイコ、青木沙織、平井敬人
※平井くんは3番目、14:10 頃からの出演予定です。
平井くんのHP: http://hiraikun.web.infoseek.co.jp/
※ 映像作品は必見!
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因みに。
Wikiによると、
カツレツは、日本の洋食のひとつ。
牛・豚・鶏・羊などの鳥獣肉を小麦粉・溶き卵・パン粉による衣でくるみ、
大量の油で揚げて作る。
素材が魚介類・野菜の場合には、「フライ」と呼び分けることが多い。
とあった。
カツ=カツレツ=Cutlet
cutlet という単語は本来、
単に肉の小片、あるいは各種の材料を混ぜ合わせて成型した食材を指すものであり、
決してパン粉の衣をつけて油で揚げる調理法を意味するものではない。
なのだそうだ。
エビやカキ、イワシのように、
まるっぽ揚げる場合はフライってことなのかな?
だとしたら、肉類が「カツ」魚介類が「フライ」というよりは、
魚介類はまるっぽ揚げるケースが多いから「フライ」と呼ばれることが多い、
って言った方が正解なのかも・・・かも?
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