5月2011

031:電 (史緒)

終電は酔客たちを乗せたまま日付変更線を越えたる

狐と狸の化かし合い・・?

何を隠そう、史緒は生粋の関西人である。
(いや、全然かくしてないし~)

でもって、東京に暮らして、まる7年を過ぎた。
なので、エスカレータの左側に立つことにも、すっかり慣れた。
でも、どうしても馴染めないことって、やっぱりあって。

当たり前に思って暮らしてきたことが、
根底から崩されることもあるのだ。 ← んな、大げさな…

戸惑ったこと

その1:電車の発車案内が、「こんど」「つぎ」と表示される。
    いや、「こんど」と「つぎ」って。一体どっちが先やねん?と・・・
    ちなみに、関西では「先発」「次発」「次々発」が一般的かと。

その2:『肉まん』の具が豚肉。
     これは詐欺に遭ったような気分だった(笑
     関西では「肉」は牛肉だし、『肉まん』の具は牛肉。
     豚の場合は『豚まん』と呼び分ける。

     関東で肉といえば、どうやら「豚肉」のことらしい。

     ※付け加えると、関西では鶏肉のことを「かしわ」ということもある。

その3:東京には「きつねそば」と「たぬきうどん」がある。

そうです。
関東には「きつねそば」や「たぬきうどん」なるものが存在するらしいのだ。
関西では、「きつね」といえばうどん、「たぬき」といえば蕎麦。
オーダーも「きつね」「たぬき」でちゃんと通る。
「きつねそば」や「たぬきうどん」なんてものは、存在しない・・
はずだが、ここでは揚げさんののった蕎麦は「きつねそば」らしいのだ。

ちなみに、「たぬき」といえば、天かすののったものを指すらしく、
「たぬきうどん」「たぬき蕎麦」がそれぞれ存在するんだとか。

関西人には、「きつね蕎麦」も「たぬきうどん」も、
どちらもあり得ないので、どうもピンとこないのです。

存在しないものがあるなんて・・

どうも「きつね」と「たぬき」に化かされてるような、
そんな気がしたり、しなかったり・・・

   ※京都では、たぬきうどんが存在するという噂が・・
     どうやら揚げさんののった、あんかけうどんらしいです。

030:遅 (史緒)

窓をつたう雨滴をじっと眺めみて列車は今日も四分遅れ

029:公式 (史緒)

愛を解く公式なんていらないとあなたに逢って教わったこと

028:説 (史緒)

恋愛を解く君はまだ幼くて説くほど僕も大人になれない

027:水 (史緒)

不都合な昨日を捨てた水槽で金魚が一尾欠伸している

026:震 (史緒)

満天星の小さき花は指先を拒みて白を風に震わす

025:ミステリー (史緒)

ミステリー最終章のふたりなら謎解きはまだできなくていい

024:謝 (史緒)

心などなくてもいいとカナリヤが口先だけで謝る夜更け

023:蜂 (史緒)

秘めごとは蜂蜜漬けの瓶のなか呪文をかけて閉じ込めておく